「カラスに感謝?」
薬王寺のおばあちゃんからもぎたてのビワが届きました♪
「まだ完全に熟れてなかけど、ばあちゃんがカラスから守ったビワやけんね♪」
「うん、旨め!」
そうなんです。
毎年、ビワを口にできるのはおばあちゃんのおかげなんです。
「ビワってどこに植わっとったけ?畑にはなかったけど・・」
「ほら、ばあちゃん家の玄関の横にあるやん♪」
「あ~、カラスの糞から芽が出て木になったってやつね」
「そうそう」
「あれ、ビワやったんやね♪」
・・・
「ん? どうしたと?」
「う~ん。カラスが植えたけんビワが食べられるちゃろ?」
「そうやね」
「で、ばあちゃんがカラスから守ってくれたけん食べられるっちゃろ?」
「そうやね」
「どっちに感謝したらよかっちゃろ?」
「なんで?」
「だって、カラスがかわいそうやん?」
「大丈夫♪ 下の方の実がばあちゃんの分で上の方の実がカラスの分やから♪」
「ふ~ん。・・。それって、手が届かんだけっちゃない?」
カラスさんが美味しいビワの種を運んでくれて、お婆ちゃんがお手入れをして育てた枇杷の木の恵みに今年も感謝です。